INTERVIEWインタビュー

受講生インタビュー「元ラジオDJ女子がエンジニアに」

フロイデ株式会社 エンジニア 椛島 千愛(かばしま ちあき)さん

1989年福岡県生まれ。両親の転勤で小学校から関東で暮らす。専修大学法学部在学中からボーカリストとして音楽活動を開始し、卒業後も就職せずコールセンターでアルバイトをしながらラジオパーソナリティやライブ活動などを積極的に行うが、25歳で夢を断念。福岡に戻るもやりたいことが見つからずフリーターを続ける。27歳で北九州市の中堅商社に一般事務の正社員として就職するも肌に合わず、フリーター時代に少しだけ携わったIT業界で本格的にエンジニアとして「デビュー」をすることを決意。フロイデ株式会社に転職して、フロイデールのQ-Tech-BootCampに参加。現在某大手流通業のWebサイトのマルチデバイス対応業務に従事。JavaのライブラリであるJ-soupやFreeMarkerを使用して、DOM操作を行えるまでに成長。

Q1:なぜ夢を断念し、エンジニアの道に進もうと思ったんですか?

「本気でやっている人たちには、かなわない」と悟った。

25歳を過ぎてある人から「プロの歌手として人生のすべてをかけられるか?」問われた時、とても本気でやっている人たちにはかなわないとさとりました。今でも人前で歌ったりすることは好きですが、それはもう趣味でいいなって思ってます。 その時ちょうど両親が福岡に移住していましたので私も戻りました。

Q2:エンジニアの道に進もうと思ったきっかけはなんですか?

「未経験でもしっかり研修を行う」というフレーズが、後押し。

福岡でフリーターをしながら自分の人生を見直した時、これから先「結婚」「出産」などのライフイベントを考えた時に、女性にとってエンジニアという職種は、スキルさえ身につければ、いろんな働き方が出来る素晴らしい職種だと感じました。かといって、私は数学も理科も嫌いなんです(笑)。ですが、フリーターとしてバイトをいくつか転々としている時に某企業のサービスのシステムテスト業務に少しだけ携わり、”数学や理科が嫌いでも、PCやWeb・コンピュータは大好き!”ということを実感しました。またIT業界独特のワクワク感や自由な感じがとても心地よく感じました。何か良いチャンスがないかと考えていた時、弊社の求人がでていました。未経験でも採用OKの企業はたくさんありますが、新卒でもないのに3ヶ月しっかり未経験者研修を行ってくれる会社はあまりありません。「未経験者でもしっかり研修を行う」というフレーズに後押しされて思い切って応募したら、受かることができました。

Q3:未経験者向け技術者研修「Q-Tech-BootCamp」の一番最初の印象は?

先生が何を言っているのか理解できず、苦しかった。

私はほとんどプログラミングの知識がない状態で研修を受けたのですが、受講生のほとんどは何らかのプログラミングの素養がある状態でした。正直最初は教えていただいたことをそのまま行うだけでも難しく、同じ研修生よりもたくさんエラーを出したり、ずれた質問をしたり、環境を壊したりなどして、先生や周りを困惑させていました。

Q4:手応えを感じ出したのはいつ頃からですか?

とにかくコードを書き続けていたら、ある日・・・という感じでした。

最初は確かにとても苦しかったのですが、とにかくくらいついていこうと。内容がわからなくても、とにかくノートに記述し、なんとなくイメージできるようになるまで、先生をはじめ、同じ研修生を質問攻めにしました。なぜ、こうなるのか?なぜ、自分の書いたコードではいけないのか? とにかく、笑われても下手でもめちゃくちゃでもコードを書き続けることが上達の道だと信じ、書き続けました。結果、基礎的なプログラミングコードは何も見なくても書けるようになり、同時に、他の人が書いたコードをある程度よんで「このコードはこういうことをやっているから、このメソッドやプログラムではこういうことをしたいんだな」という意図が読み取れるようになりました。

Q5:講師の指導方法やスタッフの対応は良かったですか?

教え方が端的でわかりやすい

はい!普通のプログラミングのできる人だと、良かれと思って説明を嚙み砕きすぎて長くなり、ますますわからなくなることがよくありますが、 Q-Tech-Bootcampの講師は説明が端的でわかりやすかったです。もちろん厳しい先輩のように「ググればいいのになんでググらないんだ」って怒られたりすることもありません。同じことを聞いても同じような感じで回答してくれます。また、先生にはプログラム初心者ということもあってか、他の研修生よりも個別の時間を多く取っていただいたように思います。そんな先生の講義を受けているうちに、いつの間にか苦手意識が払拭され、講義が楽しい、面白いという印象に変化していました。

Q6:3ヶ月間の研修から2ヶ月間のOJTに入りますが、OJTの感想は?

完璧な人はいない、ということがよくわかりました

3ヶ月間の研修にも演習やグループワークがたくさん盛り込まれているので、それ自体はあまり抵抗ありませんでした。ただOJTでは実際に現役エンジニアの方がリーダーとして参画するのですが、やはり現場を知っている人とそうで無い私たちとの乖離は大きく、お互いに思いが伝わらずに苦労する場面がありました。

また、顧客に提案書をつくっても、実際にサービスを触ったら顧客の希望はどんどん変わります。アジャイル開発でサービスを実装していく過程で、「顧客のいうとおりにサービスを実装しても良いものはできない」ということも実感しました。みんな神様ではないですし、正解を知っているわけではないんですよね。まずサービスをつくったら、顧客やユーザー、リーダーやメンバ達と実際に触ってみて、次のスプリントで機能を追加改善する、という形が見えてきてから、だんだんペースがつかめていった気がします。私は他の人より早く配属が決まったので途中で抜けることになりましたが、今そのサービスは実際に使われていて、実際に業績も向上しつつあるようです。

Q7:現在はどんな業務についていますか?

Webサイトのマルチデバイス対応業務を行っています。

現在は、現在某大手流通業のWebサイトのマルチデバイス対応業務を行っています。現時点で通常のレスポンシブWeb対応はできているのですが、スマホだけではなくガラケーにも対応させる業務です。HTML5やCSS3はもちろん、JavaのライブラリであるJ-soupやFreeMarkerを使用して、DOM操作なども行っています。最初は先輩がつきっきりで指導してくれていたのですが、現在はほぼ自分ひとりで対応しています。先輩はレビューや指摘を行ってくれます。

 

Q8:それ以外にも業務としておこなっていることはありますか?

技術系サイトに連載をさせていただいています。

一般社団法人Rails技術者認定試験運営委員会に実名で連載コラムをもたせていただいています。最初は不安がたくさんでしたが、背伸びせずに自分の視点で書こうと思ってからは少し肩の荷がおりました。他にも今回のようなインタビューやイベントには積極的に出させてもらっています。

Q9:最後に、今後の課題や挑戦したいことについて教えて下さい。

お客様の視点をもったままで、さらに技術力をつける。

まず、”どんなプログラミング言語を扱うことになったとしても、自分が作ったシステムなどを使うことを考え、お客様視点にたち、必要なサービスを提供し続ける”ことが、私のプログラマーとしてのミッションだと思っています。そのためにも、まずは自分が業務で今何をやっているかをしっかり理解する必要があるなと思っています。このツールを使えばこうなる、ということはわかっているのですが、それが実際にどういう理屈でなぜそうなるのかが理解できていないまま作業が流れているときがあります。それだと応用がききにくいですし、せっかく研修を受けさせてもらったので、もうすこし深掘りしていきたいですね。

そのうえで、ロボットやAIの分野に興味があります。これからは機械学習や数学の考え方を吸収し、チャンスがあればPythonなどのビッグデータ案件に取り組んでみたいです。

 

インタビュアー高橋感想「過去の成功体験や固定観念にとらわれない生き方」

過去の華やかな成功体験や「女性だし、結婚するかもしれないし・・・」「もうアラサーだし・・・」などという固定観念にとらわれずに、エンジニアを目指そうとする彼女の勇敢な生き方が、とても印象的でした。

彼女のような人が多い会社は、きっと過去の成功体験や固定観念にとらわれることなく、”お客様に価値を提供する”というゴールを目指していろんなことにどんどんチャレンジしていく熱いチームがどんどんできるんだろうなと、ちょっと羨ましくなりました(笑)。

また、”顧客視点”を意識しながらも女性としてのライフプランもしっかり考えてどっちも実現しようというスタイルはまさにWin-Winで、これから企業も働く側も必要な考え方なのかもしれませんね。

僕も今日は早く家に帰って娘と遊びます!